OracleのSun買収について

久しぶりに面白いニュースでした、「OracleのSun買収」の件。

最初は、IBMがSunを買収するという話からはじまった今回の出来事でしたが、IBMがSun買収をするとサーバーにおいては65%のシェアを持つことと、テープストレージ市場においてはほぼ独占するということで規制当局とか独占禁止法に当たるのではないかという話へ。
一時は、当局から反対を受けても対策(該当事業をスピンオフするとか、売却するとか)を施して買収を保証するとか話が出ていましたが、保証する代わりに買収額を減額するみたいな話が出たことから、Sun側から断りをいれたみたいで中止に。

結局、あまり障害がなかったOracleがSunを買収することになったというワケです。

ちなみにOracleの買収額に関しては、IBMの当初の額(およそ77億ドル)と、↑の理由からの減額後(およそ70億ドル)の間ぐらいである、およそ74億ドルで合意したみたいです。

SolarisJavaMySQLOpenOfficeなどなどの様々なオープンソースや、サーバー事業に強いSunをゲットしたOracleですが、これからSun買収をどう生かして行くんでしょうかね???
いろいろと予想されていますが、僕はOracleのサーバー事業への本格参戦が一番濃厚じゃないかと読んでいます。もともと、Sunは自社製品にOracleのソフトを付けて販売していたそうですが、それを1つの会社として一貫してやることで効率良く収益を生んでいくんじゃないかと思います。
でも、サーバー事業は、IBM、Hewlett-Packard(HP)、最近本格参入したCiscoとか競合がたっぷりいるので難しいんじゃないかと言われていますが、たとえ、そこまでサーバーが売れなくても、やりようによっては、今よりは確実にソフトで収益が取れる可能性もありますしね。

とにかく、これからのOracleの動向がスゴく気になります。

個人的には、MySQLOracleのノウハウが上手く入って品質アップしてくれたりしたら嬉しいかも。